「営業職はノルマに厳しいイメージ、化学業界はどうなの?」
「個人の業績で給料が上下するか心配!」
営業ってノルマに追われて大変なイメージがありますよね。働く前に確認したいけど、就職活動中には聞けないと考えている人も多いのではないでしょうか?
この記事を読めば、化学メーカー営業に対する、その様な漠然とした不安感を解消できます。転職希望者は、業界への理解を深めるために役立ててください。
勤続5年以上の現役営業マンが生の情報を伝えるので、ぜひ参考にしてください!
結論:営業ノルマはゆるい
ホワイト企業が多い化学メーカーにも営業ノルマはあります。
しかしながら、ノルマに対する認識が非常に甘い業界であるため、たとえノルマ未達でも一般社員で減給になるようなケースは滅多に存在しません。
勤務態度が真面目であれば給料は維持、逆に高評価を獲得するケースもあります。
なぜなら、製品の特性上、売れ行きが世界経済の流れに左右されることが多く、ノルマ未達でも致し方ないと考えられるケースが多いからです。
また、設備や原料調達のトラブルなど、営業に責任がないトラブルで販売数量を減らさなければいけないケースもあります。
化学業界の営業ノルマ
・営業ノルマは非常にゆるい
・一般社員はノルマ未達でも給料が減らない
ノルマがゆるくなる理由
・製品の売れ行きは世界経済に大きく左右される
・設備トラブルや原料調達難など、売れる製品が作れないときがある
扱う製品や役職によって異なることも
化学メーカーは全般的に営業ノルマが甘いです。
一方、扱う製品や役職によってノルマに対する認識が厳しくなったり、給料に影響が出るケースもあります。
みなさまの疑問を解消するため、扱う製品や役職別に、もう少し具体的に説明していきます。

川上製品
ナフサなどの租原料
エチレンなどの汎用モノマー
これら化学業界の川上に位置する製品は営業ノルマが非常に甘いです。
顧客である大手化学メーカーは販売数量が非常に安定しており、販売量が減るケースは景気の悪化で仕方がないと思われるケースが大半です。
ただし、ブラック上司の場合は例外ですのでご注意を。
川下製品
機能性が高い樹脂
繊維
塗料
電子電材系 など
機能性が高い川下製品は、需要の浮き沈みが川上製品より激しいです。営業担当者の頑張りが営業成績に反映されやすいです。そのため、成績を厳しい目で見られることが多くストレス強度が高いです。
一般社員はノルマ未達でも給料が下がることは無いので安心してください。
管理職
ノルマ未達の場合は給料(主にボーナス)が減額されます。
とはいえ数十%も減ることはないので安心してくだい。
もちろん外資企業の様にリストラされることもありません。
そもそも管理職クラスの給料は絶対額が高いため、生活への影響は少ないです。

一般社員
営業ノルマ未達で給料が減ることは無いです。
もちろんノルマをクリアした方が評価が良くなり出世に影響するので、多くの社員が一生懸命仕事をしています!
まとめ
・化学メーカーの営業ノルマはゆるい
・川上製品の方がゆるい傾向
・給料に影響が出るのは管理職になってから
化学メーカーの甘い営業ノルマについて理解いただけたでしょうか?
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