「就活ではどの様な自己PRが良いか分からない」
「どういった強みを持つ人が化学メーカーで活躍できるか知りたい」
化学メーカーへの就職を考えている大学生や転職活動者の皆様にとって、エントリシートや面接でどの様な強みをアピールをすれば良いのか、大きな悩みの種ではないでしょうか?
効果的な自己PRができれば、面接の成功率がアップしますよね。
新入社員の指導経験もある筆者が書くこの記事を読めば、どのような強みのPRが有効であるか、イメージの解像度を高めることができるはずです。ぜひあなたの就職活動に役立ててください!
結論:強みになるスキルはこの5つ
・協調性
・計画性
・忍耐力
・論理的思考力
・英語力
化学メーカーで働く上で役立つスキルはこの5つだと筆者は考えます。
これから、それぞれについて具体的な説明をするので、参考にして貰えると嬉しいです!
協調性
化学メーカーの営業担当者には、周囲と協力しながら仕事を進める力が要求されます。
理由は、生産トラブルの時は生産部と、品質トラブルの時は品質管理部と、新製品の売り込みは開発部と、といった様に他部署と協力しながら仕事を進める機会が非常に多いからです。
保険営業や不動産営業であるようなスタンドプレーは100%不可能だと考えてください。
・社内のステークホルダーの意見をまとめて社外へ発信
・交渉事では、自社と相手方の両社が納得できる着地点を探す
といった調整役に回ることが多いので、周囲との協調性が必須です。

計画性
全てではありませんが、スタートからクローズまで非常に長い時間を要する業務が多いです。そのため、長期的な視点に立ちつつ、進捗に遅れが発生しない様、計画立てて物事を進める力が必要です。
ここでは一例として、クローズに長い時間がかかる業務を3つ紹介します。
・重要顧客との価格交渉
・自社製品の新規拡販
・新製品の開発
これらの業務は、自分で能動的に行動しないと業務が進捗しません。新製品の開発などは、途中で担当者の交代が行われることもしばしばあります、、、
忍耐力
化学メーカー営業職の仕事は、一通り覚えるのに数年かかります。素人がゼロから勉強して、理系の開発担当者や老練の購買担当者と渡り合うには相当な時間がかかると想像できますよね…
新製品の拡販や、ハードな価格交渉を成功させるなど、成果を出すには更なる時間が…。先ほど述べた通り、半年~数年以上かかる案件もあるので、諦めずに物事を完遂できる忍耐力が必要です。
・案件によってはクローズまで年単位の時間が必要
・化学に関する知識の習得など、一人前になるには年単位の期間が必要
筆者も、値上げ交渉に半年かけたことがあります。下準備の理論武装、資料は何回も作っては直し、中々捕まらない顧客とのアポイントを設定して、顧客との交渉を何度も繰り返したりと。結局値上げができたので良かったですが、、笑

論理的思考力
恐らく最も重要なスキルは論理的思考力です。
このスキルはどの職種においても必要な力ですが、BtoB産業である化学業界では特に重要度が高いです。
・BtoB業界では顧客の意思決定プロセスに複数の階層が存在、個人の様に独断即決で物事が動くことが無い。
・社内に理系出身者が多く、論理的な説明を要求される。
論理的な説明や説得ができないと、本当に相手にされないので注意してください。
筆者も化学メーカーで働く過程で、”理屈っぽい奴”と言われる機会が増えました…笑
英語力
日系化学メーカーは海外売り上げ比率が高く、海外拠点も多く構えています。そのため、社内外問わず外国人と英語でやり取りする機会が多いです。
企業側は海外人材を強く求めているので、英語力は大きな差別化要素になります。
あまり良い言い方ではないかもしれませんが、学歴やキャリア・職歴などバックグラウンドに自信がない人は英語力を高めておくことを強くお勧めします。
まとめ
化学メーカーで必要とされる能力についてご理解いただけたでしょうか?今回紹介した5つは、あくまで筆者個人の考えですので、就活を進める過程で色々な人へ聞いてみてください。この記事を読んで、自己PR作成の一助になれば嬉しいです。
他の記事では、化学メーカー営業職のオイシイところや、就活に役立つ情報を掲載しています。
是非これらの記事も参考にしてください。


